武蔵野ファッションカレッジ 入学案内2022
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34学びの中に楽しさを、厳しさの中に喜びを、知識・技術と心の幸福な出会いの実現する授業を、信(まこと)の教育の道として進みます。一人ひとりの個性を活かす本校の環境を、「人格を育てる教育」というバックボーンが支えています。アパレルプロフェッショナル科 武蔵野ファッションカレッジの前身である武蔵野ドレスメーカー女子学院の歴史は、学園の創立者である後藤奈美子が、「戦後の日本復興のためには女子教育の立て直しが必要だ」と訴え、1947年に開校した時点にさかのぼります。その後、1951年には学校法人後藤学園となり、実社会に対応し即戦力を養成するため、体感・体験・体得を重視した「身体で覚える授業」を実践してまいりました。 例えば期間限定shop 【incubate】 やファッションショー【incubate collection】などの実体験によってマーケットの動向を把握させ、技術や知識の教育だけではなく、基礎的なファッションの価値観、美意識を強化し、個性的な「オンリーワン」の提案が出来るような人材の輩出に努めています。 また、従来、本科修了生を対象にプロフェッショナル科を設置していましたが、時代の変遷とともに、より専門的・実践的な教育サービスを提供するという教育目的の観点から、「事業創造」や「ショーにおける表現力」などを中心にカリキュラムを現代的に再編成した「ファッションマスター科」を2009年より開設し、よりファッションについての感性を身につけた、即戦力となり得る有為な人材の輩出に心掛けております。 このように必要な基礎的な物の見方・考え方の充実にも力を入れるだけでなく、「優れたプロは、優れた人格を有する」という点にも重きを置き、人格を育てる教育にも積極的に取り組んでいます。 特に人格の向上は一生をかける価値のある尊い行為であり、挨拶と感謝、思いやる心を表現することは生涯の人間関係を豊かにします。繰り返し繰り返し染み込ませるように訓練し、精神を持って身体で覚えた技術は、一生を貫くことができます。 本学園は「衣・食・健康」の専門家として良き人格と技術を持ち、真に社会で貢献できる人の育成をこれからも努力してまいります。 何かと変動激しいこれからのファッション業界ではありますが、その中で一人ひとりが自分の選んだ道を良いかたちで実現し、活躍されることが私たちの願いです。学園目標DP1:ファッションの専門的知識を理解し他者とのコミュニケーションツールとして使用する力を身につけている。DP2:ファッション表現をするための技能を習得し、それを駆使してオリジナルのファッションを表現することができる。DP3:変遷するファッショントレンドに順応し、柔軟性を持った思考で判断する力を身につけている。DP4:ファッション産業の業務を行うために組織の一員としての考えと行動で他者と協力し、仕事を進めていく力を身につけている。DP5:目的達成のために困難に負けない心身の力を身につけている。DP6:ファッションを通して喜びや快適さを他者に伝えていく思考と行動ができる。学習成果目標[ディプロマ・ポリシー]1年次はファッション表現の服づくりの基礎となる縫製とパターン製作技術を学び、ベーシックなアイテムの製作ができる技術を身につけます。デザイン面においてはデザインテーマの設定からデザインへの落とし込みを学び、オリジナルのデザインを創造する力を身につけます。そして、身につけた力でつくり上げた作品はプレゼンテーションで他者が共感し、ファッションとして認知させるところまで連動した学習をします。2年次では複合的なカリキュラムで製作した作品を発表し評価を受け、実用的なファッション表現を習得します。教育方針[カリキュラム・ポリシー]DP1:ファッションの専門的知識を理解し他者とのコミュニケーションツールとして使用する力を身につけている。DP2:ファッション表現をするための技能を習得し、それを駆使してトータルコーディネートのファッションを表現することができる。DP3:変遷するファッショントレンドに順応し、柔軟性を持った思考で判断する力を身につけている。DP4:ファッション産業の業務を行うために組織の一員としての考えと行動で他者と協力し、仕事を進めていく力を身につけている。DP5:目的達成のために困難に負けない心身の力を身につけている。DP6:ファッションを通して喜びや快適さを他者に伝えていく思考と行動ができる。学習成果目標[ディプロマ・ポリシー]1年次は服についての知識習得としてトップスとボトムスのパターンと縫製工程、素材、色、ベーシックなアパレルアイテムについての知識を習得します。ビジネス実務としては社会人マナー、コミュニケーション、接客方法を習得していきます。コーディネートにおいてはヘアメイク、小物使いまで含めたトータルコーディネートでの表現を身につけます。そして、つくり上げたトータルコーディネートはプレゼンテーションによって他者が共感し、ファッションとして認知を得るところまで連動した学習をします。2年次では複合的なカリキュラムで製作した作品を発表し評価を受け、トータルコーディネートでのファッション提案力を向上させます。教育方針[カリキュラム・ポリシー]DP1:広い視野で物事を捉え、ライフスタイルの進化を理解できる力を身につけている。DP2:社会から価値と認められる実用的なファッション提案ができる力を身につけている。DP3:自身が発想したファッションデザインを服として表現する技術を身につけている。DP4:社会性を持ち、物事を適切に理解する力を身につけている。DP5:自分の意志と判断によって行動する姿勢を身につけている。DP6:自分の行動を継続的に向上させていく思考を身につけている。学習成果目標[ディプロマ・ポリシー]ファッションマスター科は、2年間で習得したものをより高めるための 『活用』の段階です。ファッションは人々の暮らしの中にあるものであり、社会が変わり人々の生活が変わるとファッションも変化していきます。ファッションマスター科ではその変化を感じ取るために広い視野で情報収集ができる力を養います。そして、得られた情報は自身の得意な方向においてファッションとして表現することを学び、他者へ適切に伝えるための提案力も養います。作品製作においては、感性・技術そして製作意欲の面まで含め自信を持って発表し「価値がある」と他者から認められるレベルの習得をめざします。学校行事においては最高学年として経験を活かした社会性を発揮し、後輩を指導し、組織で成功をめざす力を身につけていきます。この学年で取り組んだ課題はすべて発表の機会が設けられ、その場で多方面から評価を受けます。そこで自身の学習を検証し、その結果から次の課題を見つけ、解決に向けた行動を起こし、物事を向上させる力を養います。そして、その課題や解決方法は当然、学生ごとに違うものになります。躊躇することなく課題解決に取り組み、自立した思考と行動ができる力を養っていきます。教育方針[カリキュラム・ポリシー]APPARELPROFESSIONALフ ァッションスタイリング科FASHIONSTYLINGフ ァッションマスター科FASHIONMASTER

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