10PICKUPWORKS写真に映えるドレスをめざしました。アパレルプロフェッショナル科埼玉県立上尾南高等学 出身鈴木 萌那さん行きたいところに行けない今の時代背景を踏まえて、私はリゾート地というオケージョンを設定し、そこで写真を撮ったときに映えるような服をつくりたいと思いました。こだわったのは、プリーツやドレープなどいろいろなディテールを取り入れること。特にドレープはたくさん使いたかったので、その分パターンが大きくなって大変でしたが仕上がりにはとても満足しています。もう一つこだわったのは、シルエットです。ショーで披露するものなので、歩いたときに美しく見えるようなシルエットにしたいと考え、立体裁断でつくりました。トワルチェックのとき、衣装を目にした先生が「美しい!」と言ってくださったときは、本当にうれしかったです。この一着を通して、やはり服づくりに携わって生きていきたいと強く思えたので、私にとって収穫の多い経験となりました。PICKUPWORKSつくりたいものをつくることができました。ファッションスタイリング科神奈川県立相原高等学校 出身齊藤 舞さんミリタリーガールをテーマに、異なる衣装をつなぎあわせたアウターを制作しました。大きめのサイズ感やチェーンなどでメンズっぽく仕上げたアウターに対して、ブーツやスカート、お腹を出すスタイルなどでバランスをとって、ガーリーさも演出しました。セーラーカラーのようなバックデザインもポイントで、ショーで振り返ったときのインパクトも狙いました。ほぼデザイン画通りにつくることができましたし、「さすがファッションスタイリング科だね」と、服だけでなく全体のバランスも評価いただけたことがうれしかったです。服をつくったことがない人も、できそうなものをつくるのではなく、自分が本当につくりたいものにチャレンジしてほしいと思います。私も最初は不安でしたが、先生がしっかりとサポートしてくださるので、ぜひがんばってください。
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