教育理念
一人ひとりの個性を活かす本校の環境を、
「人格教育」というバックボーンが支えています。
武蔵野ファッションカレッジの前身である武蔵野ドレスメーカー女子学院の歴史は、学園の創立者である後藤奈美子が、「戦後の日本復興のためには女子教育の立て直しが必要だ」と訴え、1947年に開校した時点にさかのぼります。その後、1951年には学校法人後藤学園となり、実社会に対応し即戦力を養成するため、体感・体験・体得を重視した「身体で覚える授業」を実践してまいりました。
例えば期間限定shop 【incubate】 やファッションショー【incubate collection】などの実体験によってマーケットの動向を把握させ、技術や知識の教育だけではなく、基礎的なファッションの価値観、美意識を強化し、個性的な「オンリーワン」の提案ができるような人材の輩出に努めています。
また、従来、本科修了生を対象にプロフェッショナル科を設置していましたが、時代の変遷とともに、より専門的・実践的な教育サービスを提供するという教育目的の観点から、「事業創造」や「ショーにおける表現力」などを中心にカリキュラムを現代的に再編成した「ファッションマスター科」を2009年より開設し、よりファッションについての感性を身につけた、即戦力となり得る有為な人材の輩出に心掛けております。
このように必要な基礎的な物の見方・考え方の充実にも力を入れるだけでなく、「優れたプロは、優れた人格を有する」という点にも重きを置き、人格教育にも積極的に取り組んでいます。 特に人格の向上は一生をかける価値のある尊い行為であり、挨拶と感謝、思いやる心を表現することは生涯の人間関係を豊かにします。繰り返し繰り返し染み込ませるように訓練し、精神を持って身体で覚えた技術は、一生を貫くことができます。
本学園は「衣・食・健康」の専門家として良き人格と技術を持ち、真に社会で貢献できる人の育成をこれからも努力してまいります。
何かと変動激しいこれからのファッション業界ではありますが、その中で一人ひとりが自分の選んだ道を良いかたちで実現し、活躍されることが私たちの願いです。